壊れたpowerスイッチの修理

修理の依頼は、Lenovo Yoga6-13are05 という表面がジーンズの布張りという変わった機種である。
床に落としてしまって、Powerスイッチが入らないとの事。

早速、分解してびっくり!スイッチが完全に分解しており、バラバラと部品が出てきました。

  2mm程のパーツ残骸

本体の外観は正常なので、3mm幅のスイッチに何かが突き刺さり、中のスイッチ本体を押して壊した様です。
ピンポイントで、スイッチだけに突き刺さるというのは、かなりの確率でしょう。

ここにスイッチがあった。

 

 

 

 

 

問題は、基盤のはんだ付けする端子(ランド)ごと剥ぎ取られている点である。左側はマイナスである事はすぐに分かったが、右側は上のICチップの下から出ています。この先がどこに繋がっているか?調べる必要があります。 基盤を裏返したり、ネットで調べたり、テスターで探ってみたり、で、結果分からずです。

最終手段として、これかな?と思われる個所を実際にクリップで ショートしてみました。そして、見つけました。

接続箇所が分かれば、適当なスイッチを工夫して取り付けるだけです。

  

エポキシパテA剤とB剤を混ぜ合わせ、スイッチの土台を作り、見栄えを気にしながら、固定します。

  エポキシ剤は固まると灰色になるので、黒色ペンキで補修します。

スイッチは、出過ぎると何かに当たってPCが起動してしまいます。ギリギリのラインに収めるのが難しかったです。
最後にお客様に押してもらい、納得の上、返却となりました。