Dell Inspiron P147G ヒンジ修理
Dellのノートパソコンは、ヒンジの破損が非常に多い。特に3000シリーズの半分の商品は壊れているのではないでしょうか?
設計上の問題もあるが、修理部門担当者のフィードバックが生かされていないのではないだろうか?
さて、今回はDellのP147。タブレットにもなる小型のノートパソコンである。やはりヒンジが破損している。
裏ブタを開け、まずはバッテリーのコネクタを抜く。(これは必ずやらなければならない)
続いてヒンジの固定を外して、下半身と上半身を完全に分離します。
ヒンジのネジもナットもしっかり固定されている。
しかし、その下の固定するプラスチックが天板から外れている。
いつもなら、ナットを止めているプラスチックに亀裂が入り、ヒンジの固定が出来ていないはずであるが、今回は
ナットはしっかりとプラスチックに固定されている。問題はそのプラスチックがアルミの天板から外れていた。
天板とプラスチックをボンド固定してもいいのですが、強度的に無理が有りそうである。
いつも通り、天板に穴を開け、ヒンジと固定する事にした。怖いのは液晶パネルの下で一部が固定されている事である。
慎重に、ドリルで穴を開け、定番となったスタンドオフねじで固定する事にした。ネジ位置が有っている事を確認して
ボンドを流し込んで固定となった。
ナット3個は、しっかり固定されている、しかし固定している土台が外れている。
また、いつも通りヒンジの締め付け強度を少し緩めた。(角度にして30度ほど回転)このパネルは360度回転出来る
タイプなのでヒンジが一か所に2個付いている。この2個のヒンジは連動していて、片方が180度ほど回転しないと
もう一方のヒンジは動かない。ロックが掛かるのである。180度を過ぎるとロックが外れ、次は2つ目のヒンジが180度
回転する。良くできている。360度回転するノートパソコンは、全てこの方法で連動しながら、ヒンジを動かしている。
素晴らしい。このロック機構を考えた発明者に拍手。👏
さて、翌日、ボンドが乾いたので、上半身を本体に戻し、全てのコネクターを繋げる。「電源が入るか」緊張の時間である。
今回は、液晶パネルも割れることなく、無事OSの起動確認しました。やれやれ!(^_-)-☆